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2021.10/04

子どもがYouTubeばかり見るのは本当に悪影響?子どもの好奇心を利用して学びに変える方法

「子どもがYouTubeばかり見ていて心配になる」
「YouTubeは子どもに悪影響なの?」

YouTubeに熱中する子どもは増えています。今やYouTuberは子どもの憧れの存在となり、「親の言うことは聞かなくても、YouTuberの○○の言うことなら聞く」という子どもも少なくありません。

子どもがYouTubeに熱中するほど、親は子どもへの発達や悪影響を心配してしまいます。しかしYouTubeを正しく利用させれば、子どもの好奇心を満たし大きな「学び」に変えることができるのです。

この記事ではYouTubeに熱中する子どもを持つ親に向けて、YouTubeを学びに変えて子どもを伸ばす方法をご紹介します。

 

YouTube動画にハマる子どもは10人に7人と多い

総務省の調査によると、12歳以下の子どもを持つ親への調査の結果「ネット動画を視聴している」と回答した割合は71.7%でした。つまり、子どもの10人に7人はネット動画を視聴していることになります。

参照:総務省調査報告書 P.19
https://www.soumu.go.jp/main_content/000708015.pdf

ネット動画といえば、YouTube以外にもオンデマンド配信など様々なものがあります。今ではどの媒体でも子ども向けの動画が増えており、ネット動画に興味を持つ子どもは決して少なくありません。

「うちの子はYouTubeばかり見ている」と心配する親も増えていますが、調査結果の通り決して珍しいことではないのです。

私たち親世代が子どもの頃は、教育テレビなどテレビ番組を見て育った方も多いでしょう。スマホ時代となった現在では、この教育テレビがYouTubeに移り変わったと捉える方が良いのではないでしょうか。つまりYouTubeのコンテンツから多くのことを学び、子どもの知識を増やしているのです。

 

子どもがYouTubeばかり見るのは悪影響なのか?

YouTubeは世界中のあらゆる人がコンテンツを配信しており、中には子どもがショックを受けたり悪影響を及ぼしたりするものがあることも事実です。

しかし、中には教育テレビのような子どもの発達を促すコンテンツもあり、全てのコンテンツが悪影響を与えるわけではありません。正しくYouTubeを視聴させることは、むしろ子供にメリットとなる点もあるのです。

具体的なメリットやポイントについて、詳しく解説します。

 

学びのある動画は子どもの教養・感性を育む

前述の通り、YouTubeでは子ども向けのコンテンツが増えています。実験動画や英語教育動画は子どもの教養につながりますし、海外のアートや音楽といったコンテンツは感性を育むことに直結するでしょう。

今では“子どもYouTuber”と呼ばれる子どもが出演するチャンネルも増え、おもちゃで遊んだりお出かけしたりといった動画も子どもの人気チャンネルとなっています。

暴力や薬物、ギャンブルや性的なコンテンツが子どもに不適切であることは、言うまでもありません。しかし誰もが視聴できるYouTubeというプラットフォームでは、子どもにプラスとなるコンテンツも増えているのです。

 

子どもの好奇心を理由もなく親が制限する方が問題

好奇心は子どもの脳を発達させる大事な欲求です。子どもの好奇心を親がやみくもに制限することは、子どもの将来をつぶすことにもなりかねません。

子どもをつぶす親の特長の1つとして、「時代を見ない親」というものがあります。
親が子ども世代の時に存在しなかったスマートフォンやYouTubeを「怖いもの」と決めつけて厳しく制限すれば、子どもが反発するのも無理はありません。むやみに制限することは、親子関係にヒビが入る可能性さえあるのです。

参照:子どもを「伸ばす親」「つぶす親」の共通点5
https://president.jp/articles/-/14992?page=3

子どもがYouTubeに興味を持っているなら、なるべく叶えてあげることが重要です。そうはいっても、無制限に視聴させればいいわけでもありません。親子の間でルールを作りそのルール内でYouTubeを視聴させれば、YouTubeは子どもの教育にプラスとなってくれます。

 

多くの親はどんなルール作りをしているのか

では、子どもがYouTubeを視聴するにあたり、多くの親はどのようなルールを作っているのでしょうか。総務省の調査では、以下の4つのルールが多いことがわかっています。

参照:内閣府 令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 P.20
https://www8.cao.go.jp/youth/kankyou/internet_torikumi/tyousa/r01/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf

 

いずれの年齢でも断トツで多いものは、「大人の目の届く範囲で使わせている」というルールでした。次いで多いものは、「利用する際に時間や場所を指定している」というルールです。

動画のジャンルは幅広く、子どもにふさわしいものから不適切なものまで存在します。そのため親がすぐチェックできる範囲内で子どもに動画を視聴させることで、不適切な動画から子どもを守っている親が多いようです。

子どもが好きなだけYouTubeを視聴させるのではなく、あらかじめ「30分だけ」「1時間だけ」と時間を決めるケースも多くあります。YouTubeをついダラダラ視聴してしまうケースは大人でも多く、YouTube依存症という言葉さえあります。子どもがYouTubeを見る時のルールとして、時間の管理も重要です。

 

『YouTube Kids』でコンテンツを管理しよう

YouTubeで公開されている動画は玉石混交で、「子どもに不適切な動画は見せたくない」と考えている親が大半です。その希望を受け、YouTubeではYouTube内のコンテンツを管理できる『YouTube Kids』というアプリを公開しています。

 

『YouTube Kids』(ユーチューブキッズ)とは

https://www.youtube.com/kids/

YouTube Kidsとは、子どもが安全にYouTubeを利用できるよう開発された公式のアプリです。あらかじめコンテンツにフィルタリングをかけることで、子どもを不適切な動画から守る働きがあります。

YouTube Kidsはアプリですので、ブラウザからYouTubeを視聴すると効果を発揮しません。また、YouTube Kidsにあらかじめ登録されたコンテンツのみを視聴できる仕組みなので、通常のYouTubeよりも数は大幅に減ります。しかし子どもにYouTube Kidsだけで視聴させるようにすることで、なるべく安全な環境を作ってあげられるのです。

 

『YouTube Kids』でできること

YouTube Kidsには、以下の機能があります。

  • 子どもが視聴できるコンテンツの選択
  • 視聴時間の管理
  • 動画・チャンネル単位のブロック

順番に解説していきます。

■子どもが視聴できるコンテンツの選択

YouTube Kidsは設定を行うことで、親が選択したコンテンツのみを表示させることができます。関連動画などからうっかり不適切な動画を視聴しないよう、親が管理できる仕組みです。

また対象年齢を指定でき、全ての子ども以外に未就学児・学齢児童の3段階があります。子どもといっても年齢の幅は広いので、設定することで自分の子どもに見合ったコンテンツのみを視聴させられるのです。

 
■視聴時間の管理

YouTube Kidsにあるタイマー機能を使うことで、子どもの視聴時間を管理できます。タイマーで設定した時間が来ると自動でセッションが終了するので、強制的にYouTubeの視聴を止められるのです。

「YouTubeを見るのは30分だけ」などとルールを決めても、すぐに切り上げられない子どもも少なくありません。YouTube Kidsなら、そんな時でもタイマー機能でしっかりと時間を管理できます。

 
■動画・チャンネル単位のブロック

動画の右下に3つの丸が並んだマークがあり、そのアイコンをタップすることでスムーズに動画をブロックできます。特定の動画に限らず、チャンネル自体をブロックすることも可能です。

YouTube Kidsはフィルタリングという機能によって子どもに適切な動画を表示しており、人が1つずつチェックしているわけではありません。そのため親が「子どもに見せたくない」と感じる動画が紛れているリスクがあります。YouTube Kidsは通常のYouTubeよりもブロックをスムーズにでき、親が管理しやすくなっているのです。

 

子どもの好奇心を伸ばすには?YouTube動画制作を体験させてあげる

子どもの好奇心を伸ばすためには、今その子が興味を持っていることをきっかけにする方法が有効です。YouTubeに興味を持っているなら、思い切って動画制作を体験させることで大きな「学び」を与えることができます。

動画制作といっても、YouTuberにすることが目的ではありません。あくまでもYouTubeを切り口として学びを与えたり、将来につなげたりすることが目的です。

「子どもに動画制作なんてまだ早い」と考える親もいるかもしれません。しかし2020年からは小学校でもプログラミング教育が必修化されています。つまり、早いうちからパソコンや動画の制作というクリエイティブな作業に慣れさせることは、学校教育にも直結するのです。

参照:総務省HP 「総務省でのプログラミング教育の取組」より
https://www.soumu.go.jp/hakusho-kids/readme/

 

今やAIやIoTといった技術により、世界では第四次産業革命が起こっています。しかし、新しい技術を活用できるIT技術は不足しており、2030年には45万人、最大で79万人もの人材不足に陥るといわれているのです。

参照:経済産業省 IT人材需給に関する調査(概要)
https://www.soumu.go.jp/hakusho-kids/readme/

 

つまり、子どもが将来社会で求められる人材となるためには、正しいITのスキルや技術が欠かせません。そのスキルや技術を学ばせるためにも、子どもが興味を持つYouTubeはとても良いチャンスとなり、前向きな教育を行うことができるのです。

 

コダテルは「子ども向けYouTube&動画制作クリエイターコース」を新規開設しています!

YouTubeに熱中する子どもを持つ親に向け、安全に視聴させるポイントや学びのきっかけとすることを解説しました。子どもが熱中しているものには大きな力があります。その熱中しているものをどう伸ばしてあげるかは、親の判断にかかっていると言っても過言ではありません。

そこでコダテルでは将来を担う子どもに向けて、YouTubeの動画作成を学べる新規コースを開講しています。具体的には、以下の3つのポイントを中心として様々なことを学習していきます。

  • 動画編集とクリエーションの基本
  • ITやネットリテラシー
  • オリジナルの動画作品を作る手法

 

動画編集については、編集ソフトの使い方から自分のチャンネル解説・動画カットや文字入れといった動画作成に必要な技術を一通り学習できます。最後は自分で撮影することも学びますので、今後も子どもが自分で動画撮影することも可能です。

自分の作成を作る過程ではITリテラシーも学べます。さらに“お仕事”を意識して動画を納品する過程もあり、依頼ごとの対応といった社会で必要な技術も実践形式で学べる点も特徴です。

YouTubeの動画作成を通して、表現力や発信力、想像力や編集力といった社会で必要とされる技術が身に付くようなコース内容にしております。

システムとしてはスタッフ1人に対して子供3~4名という少人数グループで、コミュニケーションを十分取れるようにしています。授業時間は1回80分と長めに設定しており、試行錯誤の時間も十分に確保しました。

コダテルの子ども向けYouTube&動画制作クリエイターコースは、以下のようなお悩みを持つ方におすすめです。

・子どもの“YouTube熱”をいい方向へ伸ばしてあげたい
・子どもに時代に見合った習い事をさせたい
・大人になった時社会で生きていける力を身につけさせたい
・自分の表現方法や課題解決能力を伸ばしてあげたい
・IT時代に必要なスキルを学ばせたい

 

今の子どもたちは、生まれた時からITに囲まれています。YouTubeのようなサービスに興味を持つことは自然なことであり、上手く付き合う方法を早くに身につける必要があります。最先端の時代を生きる、多くの子どもに楽しんでもらえたら幸いです。

 



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地元の子どもたちや、学生、社会人、大人たちはもちろん、八幡浜に訪れる旅行者や、ビジネスマンが集うことができ、思い思いに過ごしながら、なにかを“企てる”場所をつくりました。それが、コダテルです。 学んだり、遊んだり、働いたり、八幡浜を観光したり、おもしろいことを企画したり。小さな一軒家のなかに、すべてを凝縮した、ヒミツキチのような場所です。皆さんといっしょに、このヒミツキチ、コダテルを育てていきたいと思っています。

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