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コダテル会員になって早4ヶ月! あっという間ですね。
コダテルで様々な会員さんと出会い、企てに熱く取り組まれる皆さんの姿勢に刺激を受けながら18歳高校生の私も負けじと奮闘中です。
これはその奮闘記。
いろいろなことを学び、悩みながらも企ての実現に向けて奮闘する様子や皆さんが私の企てに興味を持って頂けるような内容をお届けできればと思います。
今回は、私が夢中になって取り組んでいる企て『みかんハンドクリームを商品化』を始めたきっかけについてお話ししていきたいと思います。
まず、私の企ての内容について知らない人もたくさんおられると思うので簡単に説明させてください。
私の企ては『オレンジまるごとプロジェクト』と題してみかんハンドクリームを商品化しようと活動しています。
名前の通り、オレンジ(みかん・柑橘)を通して年齢・性別・障がいの有無に関わらず様々な方が関わることの出来る、社会をまるごと巻き込んだプロジェクトを目指し活動しています。
ハンドクリームの原料となるのは、美味しいみかん・柑橘を栽培する過程で摘果され、捨てられてしまう摘果みかんと八幡浜市保内町の産業を支えてきたシルクを活用したいと思っています。
生産の面では、障がい者施設さんなどにご協力頂き、就労支援サービスを利用されている障がい者の方の雇用や就労支援のお手伝いを微力ながらもさせて頂きたい考えています。
SDGsの観点にも注目しながら八幡浜にある資源を活用し、このプロジェクトに関わって頂く方がやりがいを持って参加して頂けるような環境を作り、持続可能な社会の実現に向けて挑戦していきたいです。
(簡単にといいながら長くなってすみません。)
さて、本題に入りますね。
そもそも私がなぜ『オレンジまるごとプロジェクト』でみかんハンドクリームを商品化しようと思ったのかについてお話ししていきます。
きっかけ①
一番のきっかけはなんといっても「第1回 八幡浜ソーシャルビジネスチャレンジコンペ」の高校生部門で最優秀賞を受賞したことです。
私は、自分が中心になって行動したり、みんなをまとめたりということはなく、それなりに高校生活を送っていました。でも、そんな自分に満足をしていたわけではなく物足りなさを感じていました。
そんな時、階段に貼ってあった「第1回 八幡浜ソーシャルビジネスチャレンジコンペ」のポスターが目にとまり、今までビジネスとは無縁の生活だった私がなぜかこの時、「新しく挑戦するならこれだ」と直感的に感じました。
また、私は生徒会役員も務めていました。先生が「生徒会でこのコンペ応募してみたら」とたまたま声をかけてくださり、私の挑戦したいという思いと偶然重なり応募することに。
だからこのプロジェクトは生徒会のみんなで協力して、知恵を出し合って考えたのが原点なんです!
そしてありがたいことに最優秀賞を頂いたことで、「このままプロジェクトを提言しただけではもったいない」ということになり、私が卒業研究として引き継ぎ1年間活動しました。
だから今に至るまで
生徒会として活動 → 卒業研究(個人) → 現在:コダテル会員として活動
という過程があったんです。
きっかけ②
2つ目のきっかけは「みかん・柑橘の魅力をPRしたい」という思いです。
私の出身は、愛媛県の西予市で八幡浜のお隣の市です。
私の住んでいたところは山に囲まれた自然豊かなところで、海やみかん山はありませんでした。
でも幼い頃からみかんは大好きで、よくこたつの上のかごに置いてあるみかんをなくなるまで食べていました。(笑)
ひどいときは買ったままの箱に入ったみかんも食べてましたね~(今思うとなかなかやばいですけどね…笑)
そんなみかん好きな私がいつ八幡浜にやってきたかというと、約3年前の高校進学の時です。
八幡浜にやってくると、今度は海とみかん山に囲まれた生活になりました。
冬になるとみかん山でみかんの収穫のボランティアもしたりして、よりみかんと関わることが多くなりました。
その収穫ボランティアで私はみかんの新たな魅力に出会うことが出来ました。
その魅力は
・休憩中に食べるみかんが美味しいこと
・みかん山から見る景色が絶景
・みかんを収穫する楽しさ
この3つです。
みかんを収穫することは大変な作業です。でも今までに経験したことのなかった私はとても楽しかったし、アットホームな農家さんは収穫しながらのコミュニケーションがこれまた楽しかったです。
また、景色もとても綺麗で、そして、なんといっても一仕事した後に食べるみかんはめっちゃ美味くて格別でした。
この魅力をたくさんの人に知って欲しい。八幡浜の人にも改めて感じてもらいたいと思ったのが2つ目のきっかけですね。
きっかけ③
三つ目のきっかけは、「障がい者の方の就労支援のお手伝いをしたい」と思ったことです。
私は、高校で福祉について学習しています。
介護実習で市内の障がい者施設さんに行かせて頂いたことがあり、そこで障がい者の方が一生懸命、真剣に作業に取り組まれていました。その姿に感銘を受け、「いつか役に立ちたい」「私に出来ることはないのだろうか」と考えるようになったことが一つのきっかけです。
また、もう一つのきっかっけは私の母です。
私の母は視覚障がい者です。
いつも家事をしてくれて、祖父の介護もしていて、家族思いでとても優しい私にとって最高の母です。
その母との思い出の中で忘れられない言葉があります。
私が幼い頃に、きっかけは友達の家に遊びに行く手段がなかったのか、習い事をしたかったけど送迎できないと言われたからかはっきりと覚えていませんが、私がぐずっていたことがあったんですね。
その時に母が、「お母さんが他の家のお母さんみたいに字が読めて、仕事が出来て、運転が出来たらよかったのにごめんね」と言ったことがありました。この言葉が私は今でも忘れられません。
障がいの有無に関わらず、様々な垣根を越えた関わりが出来る社会が実現したら良いと思います。
このプロジェクトでは障がいのある方もご協力頂いて、何か還元していき微力ながらお手伝いできればと思います。
この3つがきっかけで私は『オレンジまるごとプロジェクト』を始めました。
長くなりましたが今回の内容はここまでです。
次回の投稿は
コダテルで行ったイベント『オレンジまるごとプロジェクト』プロジェクト紹介・意見交換会の様子をお届けします。
企ても、私自身もまだまだ「ひよっこ」ですがこれからも奮闘していきます。
温かい目でこれからも見守って頂けるとありがたいです。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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