コダテル設立した当初より、メンバーとしてコダテルを活用してくれている吉見さんは、福祉事業所「就労継続支援B型事業所浜っ子作業所」で働いています。コダテルのメンバーになったきっかけは、「みかんの蛇口」というゼリーの商品開発でした。一つの商品を世に送り出すことはとても労力がいることです。「みかんの蛇口」の誕生までのお話をお聞きしました。
作業所の利用者が関わった八幡浜柑橘を使い、地元企業が製造するゼリーの商品開発です。それにより、地域活性化と共生を推し進めます。
作業所として出店するイベントなどで、販売しやすい商品を開発したいと考えていました。ちょうどその頃、元々面識のあった浜田さんから考えていた企画にフィットする補助金を紹介をしていただいたのがくわだてのきっかけです。
この補助金申請には、パワーポイントを使ったプレゼンテーションがあり、それまでパワーポイントを使ったことがなかったので、使い方からレクチャーしてもらう形でコダテルを利用することになりました。そして、無事に採択され、商品開発を進めることができました。
企画としては、作業所の利用者さんが関わった八幡浜の柑橘を使い、地元企業が製造する農商福連携のものを考案。みかんジュースは色々とあるし、気軽にイベントで販売できるもの・・・ということで、コダテルのメンバーに壁打ちをしながらアイデアがカタチになっていきました。
また、「みかんの蛇口」というネーミングもコダテルメンバーとの雑談から誕生。さらに、パッケージをデザインしてくれたデザイナーさんともコダテルで出会いました。このようにたくさんの方の協力を受けて、商品を完成させることができました。
実は、試作品を作った時に、西日本豪雨災害が起こり、その試作品はボランティアのかたに配布させていただいたんです。障害者施設ということもあり、いつもは何か支援をしていただいて「ありがとうございます」ということが多いのですが、この時は、たくさんの方に「ありがとう」と言っていただいて、利用者さんもいつもに増してニコニコしていました。このことがきっかけで、「みかんの蛇口」は、1つ売り上げるごとに10円を「八幡浜まごころ銀行」に寄付させていただいています。
現在、富士柿のアイスの商品開発をしています。ドライフルーツを作っていますが、季節限定の商品であり、通年商品としてジャムもアイデアとしてはありましたが、富士柿は渋柿なのでジャムには向いていませんでした。このように色々と試行錯誤しながら一つの商品を開発しています。美味しいアイスに仕上がるといいなと思っています。
吉見 友孝
八幡浜市在住。福祉事業所「就労継続支援B型事業所浜っ子作業所」施設長。また、実家の耕作放棄地を実施地として再生に向けた取り組みも行う。障がい者支援と里山再生の関わり方による「地域活性化」と「共に生きる共生社会の基盤づくり」を目指して奮闘中。
プロフィール:https://codateru.com/info/note/yoshimi-tomotaka/
コダテルを上手に利用してくださっている吉見さん。「みかんの蛇口」については、資金調達、ネーミング、パッケージデザイン、ブランディング、プロモーションに至るまでコダテルのスタッフ、メンター、他の会員さんと一緒になって行われました。
「最近、なかなか行けていませんが、多い時は週に2回は行ってます!」と吉見さん。「20代・30代のメンバーも多く、若い人との交流が刺激になるし、東京からゲストが来て飲み会が開催される時も積極的に参加してます。発想が全く違うから面白いんですよね」とお話ししてくださいました。
いろんな職種の人、世代の人と繋がり、ご自分の考え方とは違う発想を取り入れていく中で、吉見さん自身もどんどん素敵に進化していっている感じがしています!富士柿のアイスも楽しみにしています!
「やりたい!」を口に出したら、それを応援してくれるメンバーがコダテルにはたくさんいます。ぜひ、あなたも「やりたいこと」や「お困りごと」を登録してみませんか?
実現・解決に向けて、マッチングやサポートを提供しています。
「こんなこと企てたいんです!」
「あんなことできますか?」… などなど、
みんなで企てる、ヒミツキチのこと、
なんでもお答えします。
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